近鉄グループホールディングス(9041)は、関西圏の大手私鉄で大阪と京都・奈良・名古屋を結んでいます。営業キロ数で国内最大の私鉄となり、鉄道以外にも百貨店や不動産、ホテルなどの事業を多角的に展開しています。伊勢志摩サミットで少し話題になったりもしましたね。現在訪日外国人“個人”客の増加の影響の実は、株主優待乗車券が高値で売買されています。ツアー客の場合は、ツアー会社がすべて手配いたしますが個人客は、現地でチケットを購入します。もともと日本人についても時間に余裕がある方は、新幹線等よりも近鉄で名古屋大阪間を移動しており、ある程度需要のあったもので、全線乗車券が1枚1300円程度で買い取り、1500円程度で販売されていましたが現在1500円以上で買い取り、2000円程度で販売となっています。1回4枚いただけ、年二回あり、1枚1500円とすると8枚で12000円となります。配当利回りは、1.2パーセント前後となりますが総合利回りだと3.7パーセント前後となり意外と高利回り銘柄となります。しかも、東京でも株主優待券を売却することが出来るものメリットが大きいです。株価は、多少変動するものの4100円から4400円を上下しています。
近鉄グループホールディングス(9041)第107回定時株主総会開催要項
- 日時 2018年6月22日金曜日10時より(受付開始時刻明記無し)
- 場所 シェラトン都ホテル大阪 4回浪速の間
- 土産 ▼2018年よりお土産取り止め宣言中▼
過去の株主総会・お土産の様子
- 訪問無し
今期の業績及び今後について
今期の業績について、連結営業収益は、前期に比較して1.5パーセント増の1兆2,227億79百万円となりましたが、営業利益は運輸業における減価償却費の増加等により0.3パーセント減の646億43百万円となり、また、経常利益は持分法適用関連会社の増
益等により8.2パーセント増の613億23百万円となりました。これに特別利益および特別損失を加減し、法人税等を控除した後の親会社株主に帰属する当期純利益は、前期に比較して12.8パーセント増の296億14百万円となりました。
来期の営業収益は、ホテル・レジャー業で、ホテル部門において「ウェスティン都ホテル京都」の耐震リニューアル工事や「沖縄都ホテル」の売却等による減収を見込むものの、旅行部門ではクラブツーリズムや近畿日本ツーリストの団体旅行部門の増収を見込むほか、不動産業で、マンション販売戸数の増加を見込んでおり、営業収益全体では、前期に比較し1.4パーセント、172億20百万円増収の1兆2,400億円を予想。
営業利益は、ホテル・レジャー業で、ホテル部門において既存ホテルの改装費用や新規ホテルの開業費用が発生するものの、不動産業で増収により増益となるほか、運輸業において、鉄軌道部門で退職給付に係る数理計算上の差異の費用処理額や修繕費の減少等が見込まれ、営業利益全体では前期に比較して0.6パーセント、3億56百万円増益の650億円を見込み。
経常利益は、営業外収益が減少のため、前期に比較して0.5パーセント、3億23百万円減益の610億円となる見込みですが、親会社株主に帰属する当期純利益は、特別損失で、前期に多額の減損損失を計上したため、前期に比較して8.1パーセント、23億85百万円増益の320億円を予想となっています。
既に大企業となっているため、大きく事業拡大を見込むことは、ありません。このまま少しでいいので着実に数パーセントでいいので拡大して頂ければ十分と考えています。有利子負債が財務健全性が低いのですが鉄道事業者であり、遠方の地域は、高架化もしていない為、線路の用地を他に運用できないでいます。
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