国際石油開発帝石(1605)は、原油・ガス開発生産の国内最大手であり、政府(経済産業大臣名義)さが18.9パーセント株保有している銘柄です。石油・ガスとも生産減退傾向ですが、原油高と円安が寄与し小幅営業増益となっています。19年3月期も原油高が支える感じです。成長性は、無いものの、企業規模は、いうことなし!!財務健全性も高評価となっている銘柄です。株主優待は無く、配当利回りは、1パーセントちょっとという感じで高利回りとは言えませんが長期保有であれば・・・という感じです。
2018年6月6日水曜日付で定時株主総会の招集通知が届いており、例年通りの開催という感じです。株主総会のお土産は、例年記載がありませんがお菓子を頂けれます。内容は、毎年変わりますが、2年に一度の間隔かも…。株主総会会場後方に喫茶スペースが設けられていますが開会と共に閉店となります。
↓2017年株主総会土産
国際石油開発帝石(1605)第12回定時株主総会開催要項
- 日時 2018年6月26日火曜日10時より(受付開始時間明記無し)
- 場所 ホテルオークラ東京 別館地下2階アスコットホール
- 土産 記載はありませんが例年あり後渡し
過去の株主総会・お土産の様子
今期の業績及び今後について
今期の業績について、原油価格が上昇したことにより、売上高は、前期比592億
円、6.8パーセント増の9,337億円となりました。このうち原油売上高は前期比930億円、15.1パーセント増の7,102億円、天然ガス売上高は前期比344億円、14.2パーセント減の2,081億円です。
当期の販売数量は、原油が前期比9,325千バレル、7.6パーセント減の112,882千バレルとなり、天然ガスは、前期比78,178百万立方フィート、22.8パーセント減の264,816百万立方フィートとなりました。このうち、海外天然ガスは、前期比86,126百万立方フィート、31.7パーセント減の185,573百万立方フィート、国内天然ガスは、前期比213百万立方メートル、11.1パーセント増の2,123百万立方メートル、立方フィート換算では79,243百万立方フィートとなっております。
販売価格は、海外原油売上の平均価格が1バレル当たり56.30米ドルとなり、前期比9.89米ドル、21.3パーセント上昇、海外天然ガス売上の平均価格は千立方フィート当たり5.04米ドルとなり、前期比0.15米ドル、2.9パーセント下落、また、国内天然ガスの平均価格は立方メートル当たり46円36銭となり、前期比3円00銭、6.9パーセント上昇しております。売上高の平均為替レートは1米ドル111円27銭となり、前期比2円67銭、2.5パーセントの円安となりました。
売上原価は、ロイヤリティの増加等により、前期比441億円、9.7パーセント増の4,980億円、探鉱費は前期比54億円、80.3パーセント減の13億円、販売費及び一般管理費は前期比4億円、0.5パーセント減の769億円です。以上の結果、営業利益は前期比209億円、6.2パーセント増の3,573億円となりました。
営業外損益は、前期の生産物回収勘定引当金繰入額が当期は生産物回収勘定引当金戻入益に転じたこと等により、前期比324億円改善し、この結果、経常利益は前期比533億円、16.0パーセント増の3,872億円となりました。
特別損失は、米州天然ガス価格見通しの下落等に伴い一部プロジェクトで減損損失を計上したことにより、799億円となり、法人税、住民税及び事業税と法人税等調整額の合計額は前期比380億円、14.0パーセント増の3,093億円、非支配株主に帰属する当期純損失は424億円です。
以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比58億円、12.6パーセント減の403億円となりました。
原油・ガス開発生産は、一般企業の決算書より難しい側面がありますが簡単に言うと【売上高 増収】・【営業利益 増益】・【経常利益 増益】でしたが特別損失の減損損失等があり【純利益が減益】となりましたということです。
今後ですが、売上高では、第2四半期連結累計期間で当期比14.3%減収の3,840億円、通期では当期比7.9%減収の8,600億円を見込んでおり、営業利益では、第2四半期連結累計期間で当期比11.2%減益の1,650億円、通期では当期比5.5%増益の3,770億円を見込んでおります。
また経常利益は、第2四半期連結累計期間で当期比15.6%減益の1,650億円、通期では当期比4.2%減益の3,710億円となる見込みであり、親会社株主に帰属する当期純利益は、第2四半期連結累計期間で当期比60.2%減益の120億円、通期では当期比18.9%増益の480億円となる見込みです。
まぁ最終的に利益は出せる見込みということで・・・
配当金は、通年18円配当となっていますが来期は、据え置く一方でイクシスLNGプロジェクトからの生産及び出荷後、記念配当として1株当たり年間6円の増配を実施する予定とのことでした。
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